家事がしやすい回遊導線なんていらない

家事がしやすい回遊導線なんていらない

今回はお題の通り、回遊導線についてお話ししたいと思います。

インスタなどでもおすすめの回遊動線や、使いやすい回遊導線などについて様々な間取りが紹介されていますが、うちを建てるにあたっては回遊導線はほとんど採用していません。

回遊導線とは

上記の図のように部屋と部屋が一方通行ではなく、また別の部屋へ移動することができ、その部屋の先でもまた移動ができ、最終的にはグルグル回れるような間取りを回遊導線と呼びます。

Web業界では自サイト内で、記事からカテゴリページに行き、カテゴリページからまた違う記事に行き、と言う動きを回遊というので私自身は馴染みのある言葉です。

回遊導線のメリット

回遊導線のメリットはグルグル回れることで、洗濯をした後、洗濯物を干して、干し終わったらクローゼットにしまう、と言うような流れが近くにあるために移動距離が短くなり家事がしやすいと言う点が主に挙げられます。

また、各部屋がつながっている状態になるので、一方向が塞がった状態になっても移動することができ、風通しも良い状態になります。風通しが良い状況ということは部屋も広々とする印象が出ると思います。

回誘導線のデメリット

回遊動線のメリットについては前述しましたが、1つの部屋を通り抜けられるようにすると言うことは、その分扉が追加され、壁部分が減ることになります。

壁部分が減ると言うことはその部分にものを置くことができないため、その部屋の領域としては狭くなります。なので、実際の間取りに比べて、生活している時は使い勝手が悪くなります。

また、扉が追加されると言うことで建具の費用がかかることになり、廊下という扱いにもならないため、各部屋のスペースが場合によっては固定資産税の上昇につながる場合があるかと思います。

うちの間取りについて

上記のことより、うちは土地は都内ということもあり、十分に床面積がとれないため、廊下や回れる導線を極力減らして家具を置けるように設計しています。

ちなみに間取りについてはマイホームクラウドという、無料で使えるwebサービスを使用して作成しています。

スマホでもPCでもつくれるので、どこでも間取りを作ったり考えたりすることができました。

家具も配置ができ、さらに3D表示もできるので実際にどんなふうに立つのか想像しやすくなります。

どうでしょうか。どこを行くにしてもリビングを通らないといけない作りになっています。

ちなみにうちは猫が2匹いて、完全室内飼いなので外に出させないように、玄関とリビングには扉を入れています。

一番最初に間取りを作った時はリビングの広さをとるために玄関という概念がない、入ったらすぐ部屋!の状態で考えましたが、いろいろ怖くなってやめました(笑)

また、家に帰ってすぐトイレダッシュしたい人なので、玄関近くにトイレを配置しています。そのおかげで、普段生活するリビングからは離れた位置に設置しているのでトイレに出たり入ったりしても気にならない場所になっています。手洗いも帰ってきてすぐ手が洗えるように洗面所は玄関近くに設置しています。玄関に手洗い場を作ることも考えましたが、水道管を増やすデメリットや、設備の費用、湿気などを考えて設置しませんでした。

唯一難点なのはキッチン・パントリーが一番奥になっているので、買い物をした時などは大変です。勝手口も設置できる環境ではなかったのと防犯面でもよろしくないため設置していません。ゴミ出しもキッチンから玄関が遠くになるため大変です。

まとめ

過程によっては回遊導線にした方が生活しやすかったり、子供たちが遊び回れる環境が作れるのでおすすめですが、上記の理由によりうちは採用していません。

見方によってはプラスに捉えられる点も結構多いので、是非この考えや間取りについて参考にしてもらえたらありがたいです。